ロードバイク購入時に初心者が知っておくべきこと

ロードバイクで颯爽と街を駆け巡る姿に憧れる人は多いことでしょう。近年の自転車ブームは収まるどころか女性や中高年層まで巻き込んで更なる広がりを見せています。

しかし実際にロードバイクの購入を検討してみると、その値段や注意するべきポイントの多さに尻込みしてしまう人もいるかも知れません。

そこで、まずはロードバイクを購入する前に知っておくべき最低限の知識を確認しておきましょう。最初に考えておくべきは、ロードバイクの利用法です。

ロードバイクは、細いタイヤで時速30キロを超える速度を出す乗り物です。当然ながらその利用は舗装路に限られると思っておいていいでしょう。

近隣に未舗装路や砂利道がまだ多く残っているような土地であると、せっかくのロードバイクを押して歩くしかない場面も増えてしまいます。

また、舗装路であっても整備が十分でなく荒れた路面が多い場合も非常に危険です。ロードバイクを購入するのであれば、日常的に走りを楽しめるルートが近隣に存在していることを先に確認しておきましょう。

一般的に、クルマと並走することになる国道や散歩する歩行者に注意しなければいけないサイクリングロードよりも、少し広めでクルマの通行量が少ない道路があると気持ちよくロードバイクを楽しむことができます。

どうしても未舗装路や安全な歩道を走りたい場合はロードバイクよりも街乗り用のクロスバイクや走破性の高いマウンテンバイクを選ぶといいでしょう。

次に、購入するべきロードバイクの具体的な選び方です。

基本的にロードバイクは10万円を超えてからが本物であると思って間違いありません。それ以下の値段で済ませるのであれば、入門用と割り切って6万円以上のものを選ぶといいでしょう。

5万円以下でロードバイクを名乗っているものは、そのほとんどが期待する性能を満たしていません。迷ってしまうのならば高級ロードバイクを販売する有名ブランドメーカーのエントリーモデルを購入するのが一番確実です。

またロードバイクは通常の自転車よりも体格とのバランスが重要になります。初めての購入時には通販ではなく自転車専門店で必ずアドバイスを受けておきましょう。

それと、ロードバイク本体だけでなくパーツや整備用品の購入費を計算に入れておくことも忘れないようにしましょう。

可能であれば自転車用の保険に入ることも検討しておいた方が無難です。最後に、保管場所についても事前に考えておきましょう。

高価なロードバイクは盗難に遭いやすいため、室内保管が基本となります。外での駐車時にも鍵の掛け方を工夫したり、できるだけ目を離さないといった配慮が大切です。