サイクリングをする前に決めておきたいコース設定と日時

自転車で本格的なサイクリングをするなら、コース決めをしっかりすることが大切です。

自宅から適当に走って帰ってくるのが悪いわけではありませんが、それだと計画性に欠けますのでどうなるかわからない不安定さがあります。その不安定さも含めてサイクリングを楽しみたいという考え方もありますが、できればしっかりとコース決めをしたほうが、アクシデントに遭遇しにくく快適なサイクリングを楽しめます。

まず、コース決めで意識しなければいけないのは、スタートからゴールまでの距離と高低差です。特に気をつけたいのは高低差で、同じ距離でも高低差があるとその分体への負担は大きくなります。

例えばちょっとした山越えをするコース設定は、距離が短くても体への負担が大きいので体力と時間に十分余裕がないと乗り切れないです。

また、山越えは間違いなく高低差がありますので、サイクリング初心者の段階では避けたほうが良いコースです。では、どんなコース設定がおすすめなのかといえば、それはスタートからゴールまでをグルッと1周して終われて平坦なコース設定が理想です。普通に市街地をグルッと1周して終えるのも良いですし、湖など自然の地形を1周するのもわかりやすいですのでオススメのコースです。

さらに、飲食店や観光スポットもコース設定の中に加えられればなお良いです。スタンプラリーのように各所をチェックポイントとして定めておけば、サイクリングをする目標ができます。また、何時までにそこへ着けば良いのか想定しておけばお昼ご飯を食べる場所やトイレ休憩をする場所なども自ずと定まりますので、あらかじめ細かく計画を立てられます。そうすることでサイクリング途中の不確定要素をだいぶ省けますので、スムーズに走れることが見込めます。

加えて、サイクリングを行う日時も重要です。

例えば比較的快適な気候になりやすい春や秋でも、日によってはサイクリングに適さない日があります。春は花粉の問題がありますし、秋は昼夜の寒暖差が大きいので風邪を引かないようにしないといけません。さらに、晴天ではなく雨天になってしまうこともありますし、場合によっては台風の襲来や降雪の可能性も季節によってはあります。

ですので、天気予報とにらめっこしながら、できるだけ穏やかな天気の中サイクリングができるようにスケジュールを立てることが快適なサイクリングをするために覚えておきたいことです。

サイクリングは趣味の1つとしてとても楽しいものですが、楽しむためには綿密なコース設定や天候をふまえた日時決めが必要不可欠です。ですので、サイクリングする前にどんな計画を立てるかが、成功するか否かの分岐点です。