ちょっといろいろとあって最近「人生疲れたなぁ」なんて思った私はハタノと申します。
人生疲れたなぁなんてことを思っても、「そんなのおまえだけじゃねぇよ」ってツッコミをすぐさま自分で入れてみるわけですが、そんな私のノリツッコミにリアクションしてくれるのは愛猫「ゴーレム」だけなんです。
ゴーレム、いつもありがとな。おまえは食いしん坊でときに自分勝手なやつだけど愛してるぜ。
この度、18年間勤めていた会社を辞めました。現在、四捨五入したら40歳ですから、人生の半分程度の時間をその会社のおかげで生きてこられたといっても過言ではないわけです。どうもありがとうございました。大変お世話になりました。
私が会社を辞めたのは、その会社に不満があったわけではありませんし、今話題の仮想通貨でひと山当てたわけでもないんです。
私は、その日もいつものように満員電車に揺られ、勤務先最寄りの駅に着き、まるでロボットやシステムの一部よろしく何も疑ったり考えたりすることもなく、会社の中の自分のデスクへと歩を進めていました。
そのとき、1台の速そうな自転車に乗った競輪選手みたいな格好をした人を見かけたわけです。
その日の帰宅途中の電車で、今朝見かけた「速そうな自転車」とか「競輪選手みたいな格好」について調べてみました。
あれは「速そうな自転車」ではなくロードバイクっていうんだよ。あぁ、そうですか。自転車なのにバイクというんですね。
「競輪選手みたいな格好」というのは、サイクルジャージとかサイクルウェアというんですね。ふむふむ、なるほどなるほど。
その日の夜、ベッドの中で天井を見つめながら思ったんです。
「会社辞めて、あの競輪選手みたいな格好をして、速そうな自転車を買って、しばらくの間、そういう時間を過ごそう」って。
だから会社辞めたんです。
まだ速そうな自転車も競輪選手みたいな服も買っていませんが、平日の昼間からゴーレムとソファでグダグダしながら陽の光を浴びて、どれにしようかなぁ~なんて時間を過ごしています。
冷静に考えれば、ゴーレムと私が生きていくくらいどーにだってなるんです。
そりゃ、働かずして食うべからずですが、自分の人生です。自分の人生のことは自分で考えます。
これからの人生は、自分の時間を過ごすんだぜ。と思ったとき、ゴーレムが「ミャ~~~~~」といつもより少し長めに鳴いた気がしました。