私の地元のおすすめツーリングコース
私の地元のおすすめサイクリングコースは、なんといっても長良川です。
まず一つは、忠節橋から千本松原にかけて専用のサイクリングコースが作られているからです。このコースは、アップダウンはあるものの風を切って走るという爽快感がたまりません。
車と混合した道を離れ、自転車だけの道を走ることは何より爽快です。
途中、日本のハイデルベルグといわれる瑞穂市穂積を経て、一夜城伝説で有名な墨俣、水郷地帯が広がる安八や輪之内を経て、海津市の木曾三川公園に至ります。
安八から海津市は慢性的な水害常襲地帯で、それに対抗するため人々は集落を堤防で囲った輪中を作って自衛していました。また、洪水の時に避難できる水屋も水害常襲地帯ゆえの知恵です。
また、忠節橋から上流は長良川鵜飼の鵜匠さんの家があったり、金華山と長良川の景色の調和、山が川岸に迫っている緊張感、川がいくつかに分かれていることによる多様なコース設定の面白さ、美濃市では道の駅を拠点に多様なコース設定が可能なことなど多彩な魅力があります。
私は主に日が長く行動時間がたくさんとれる6月に乗ることが多いですが、一番遠くでは郡上市の美並まで行ったことがあります。
激しいアップダウンがあるものの、個々の能力に応じて適度に休憩をとっていけば大丈夫だと思われます。
揖斐川駅で下車し、坂を上がって揖斐峡の景観を楽しむコースです。
能力やスケジュールに合わせて久瀬でストップをかけたり、藤橋近くまで足を延ばしたりと多様なコース取りが可能です。
また、帰路が養老鉄道にこだわらない場合は、谷汲まで足を延ばすコース取りも考えられます。
新緑や紅葉の季節は特にきれいです。
三つめは、養老鉄道のサイクルトレインで赤坂まで行き、中山道を走るコースです。
能力や予定に合わせて東に走る、西に走るという選択ができる自由なコース設定が魅力です。
なんといってもいにしえの街道を走るという貴重な体験ができます。この道は皇女和宮も通ったゆかりの街道です。
私も一度家から柏原まで走ったことがありますが、一里塚があったり古い町並みが残っていたりと風情溢れる街道でした。
また、加納宿は江戸時代、長良川で取れたアユを発酵させたアユずしを江戸に運ぶ「お寿司街道」との分岐点として栄えました。
加納宿から鵜沼宿までの間が長かったことから、途中の新加納に間の宿が設けられたそうです。
鵜沼宿には風情溢れる街並みが残されています。
あなたも是非、岐阜の道をツーリングしてみませんか?