ダイエット目的で始めたサイクリングが趣味に

私がサイクリングを始めたきっかけはダイエットの一環としてでした。

というのも、社会人になりめっきりスポーツをしなくなったこと、また毎日事務仕事でしたので、体重が増加していきました。社内の健康診断では、メタボリック予備軍になってしまうとまで言われて、ダイエットを決意。

しかし、走るのは嫌いで、筋トレもきつくて嫌、食事制限はストレスになるので嫌となにをしたら良いのか悩んでいました。そんなときに、インターネットでサイクリングダイエットが手ごろでおすすめと書いてあるのを見つけ、サイクリングを始めようと決意しました。

1万円程度の安い自転車でも良いかと考えていましたが、サイクルショップで黄色いクロスバイクに目にして一目ぼれしてしまいました。価格を聞くと5万円ということで、費用の5倍でしたが、思い切ってその場で購入を決めました。また、その場で愛着を込める意味でモンキという名前を自転車につけました。

それからメンテナンス等をしてもらい1週間後にはのり始めることができる状態になりました。高校振りの自転車だったこと、また本格的なクロスバイクということもあり、ふらふらとよろめきながら走り始めました。

また、サドルを高くした方が良いと進められて、足がぎりぎりつかない程度にセットしたのですが、交差点などで止まる際に足がつかず、とても危険な思いをしました。また、道の段差などの衝撃が直接腕に響き、腕などが痛くなりました。

しかし、そんなことよりも自転車に乗っている爽快感、また購入したのが春だったこともあり、暖かな春の風を浴びながら走る気持ちよさの方が断然勝っていました。

その日以降、雨の日以外の休日は毎日サイクリングに出かけるようになりました。初めのうちは、近場を5キロほど走るところから始めました。自転車に慣れてくると、休日だけ乗っているのでは勿体無いと感じるようになり、普段の通勤にも使用するようになりました。

通勤距離は10キロあるのですが、自転車に乗る為に朝早く起きることは苦ではありませんでした。3ヶ月程乗るころには、完全に自転車に慣れて、少し遠くまで行けるようになりました。初めて2年経つ今では、休日20キロほど山道を走り、景色のよい場所でコーヒーを飲むという贅沢を行っています。

当初の目的であった、ダイエット効果もあり、2年前より5キロほど体重を落とすこともできました。しかし、そんなことはとっくに忘れていて今は、ダイエットどうこうよりも自転車に乗りたいとしか思っていません。